書道教室の先生の地域貢献
先日、身内に書道教室に通っているものがいまして、その教室の月謝が今どき月2000円と聞いてビックリしました。
けっこう書道界では有名な先生のようで、すでに40年以上教室を続けていて、85歳を過ぎてもまだ現役で頑張っているそうです。
しかし、そんな2000円の月謝で先生はよく生活していけるねと聞くと、書道教室はボランティア的な感じで、本業はお寺の住職さんとのことでした。
さらに色々と話を聞くと、我々のビジネスでも参考になる話がありましたのでご紹介します。
それは、長年お寺を経営してきたが、途中何回か、檀家さんが離れていき、収入が苦しく、もうダメかと思う時期もあったとのこと。
しかし、そのたびに、書道教室に通ってくれている生徒や生徒の親たちが、檀家さんになってくれたり、いろいろとお客さんを紹介してくれたりで、なんとかお寺もやってこれたとの話でした。
昔ながらの地域商売の基本が集客に
あなたは、この話を聞いてどう思いましたか?僕はやっぱり、これが昔ながらの地域に根差す商売の基本で、それが集客につながっているように思いました。
例えるなら、昔の商店街などは、自分達が営んでいる仕事以外のことも、その地域の発展のためによくやっていたと思います。
子供達に何かを教えたり、消防のボランティアをしたり、ぜんぜん関係ない仕事でもお客さんのためや地域の発展のためならと、積極的に手伝ってあげたりというのが普通だったように感じます。
今回の書道教室の先生も、地域に根差して、地域の人達のためになることを、やり続けたからこそ、そこに応援してくれる人たちがあらわれて、結果的に集客につながり、お寺の仕事もやってこられたということですね。
今回のまとめ
我々のように、個人事業や自営業者、数人の小さい会社は、大手企業に比べれば、資金も人も少なく、同じやり方で対抗してもなかなか難しいかもしれません。
しかし、その一人で数人でやっているからこそできる、小回りと人の力で、地域の発展に少しでも寄与して、その地域の人達と一緒に生きることで、それが集客につながる好循環となって、自分たちの仕事を軌道に乗せていきたいですね。