困難な状況に遭遇しても逃げてはいけない
このタイトルは、出張途中で買った京セラ会長の稲盛さん著の「京セラ フィロソフィ」の本の中で印象に残った一文です。
稲盛さんの本は大好きで、10年前頃にすごく勇気をもらえてたのでよく読んでいましたし、今も何かに悩んだ時はよく読み返しています。
そして、今回たまたま本屋で立ち読みした時に購入してみましたが、予想通りとてもいい内容でまた今後に向けて勇気をもらえました。
その本の中から印象に残って取り上げたのがこのタイトルですが、そのあとに続く一文を紹介します。
困難な状況に遭遇しても、決してそこから逃げてはいけません。
追い込まれ、もがき苦しんでいる中で、”何としても”という切迫感があると、ふだん見過ごしていた現象にもハッと気づき、解決の糸口が見つけられるものです。
さらにいい言葉が続きまして、
火事場の馬鹿力という言葉があるように、切羽詰まった状況の中で、真摯な態度でものごとにぶつかっていくことによって、人はふだんでは考えられないような力を発揮できます。
人間はえてして易き(やすき)に流れてしまいがちですが、常にこれ以上後にひけないという精神状態に自ら追い込んでいくことによって、自分でも驚くような成果を生み出すことができるのです。
とおっしゃています。
一生懸命に力を出し尽くし達観して天命を待つ
稲盛さんはこの誰よりも自分を追い込んで考えた結果、誰にもできないと言われていた技術を生み出しながら、一代で京セラという会社を大きくしてきました。
そして、この自分の追い込み方の経験と比較して、今の周りの会社や経営者にもこのようなアドバイスをしてくれています。
みんな中途半端にやっているものですから”金策の目途がたたない””もうつぶれそうだ””あの時やっておけばよかった”という気苦労や後悔をする羽目になる。
そして心労から健康を損ねたりしている。
一生懸命に力を出し尽くし、”ここまでやったのだから”と達観して、後は天命を待つ。
つまり、安心立命の境地に至るまで、自分を追い込むのです。
と。
今回のまとめ
さらに稲盛さんは、こうも言っていますので、こちらもご紹介します。
問題を解決していくにあたり、私は常に自らを追い込むように心がけてきました。
厳しい現実から逃避するのではなく、自分から問題に対し、真正面からぶつかっていくような気持ちで、困難の中に自分自身を追い込んでいったのです。と。
これだけの人が言うと本当に激しく自分を追い込んでいたことがわかりますね。
何か、自分の努力など比べると本当に恥ずかしくなる感じですが・・・。我々も少しでもこの考え方を取り入れながら進んで行きたいですね。
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