起業するということは毎日が必死
この本は、今では有名な旅行会社の近畿日本ツーリストが合併して誕生する前の、2社のうちの一つ日本ツーリストという会社の創業者と会社の歴史を書いた本です。
読み終わったあとの感想としては、とりあえず創業してから合併して軌道にのるまでは、その毎日毎日が必死に必死にやっていたんだなと、思わずこちらも読み進めながら、早く軌道にのって創業者や会社自体が楽になってくれと願望を持ちながら読むようないい本でした。
この会社の創業者は、旅行業界というまったく未経験の業界での創業で、さらに戦後スタートという条件でしたので、その分も含めて他の誰よりも必死に働いていたからこそ、未経験でもここまでの会社になることができたんだと思わされます。
あなたがイメージする創業や起業や開業は?
前回紹介した、出光興産の創業者の本の話も、それこそ毎日必死で働いていた話でしたので、大きな会社も、小さな会社や個人事業主でも起業創業というのは規模に関係なく誰もが同じで、毎日必死にやってこそ軌道にのることができるんだなとこの本からも感じることができました。
また、この作者があとがきで書いている言葉がすごくよかったので、こちらも紹介します。
土地も資源もエネルギーもない日本が、生きていく上に残されているのは、ある種の創意とともに、やはり人間たちの情熱、その熱っぽさ以外にないのではなかろうか。
という言葉でした。
最近の読んでいる本の影響もありますが、あなたがイメージする創業や起業や開業とは?と誰かに聞かれたときには、今の僕なら迷わず「情熱」と答えると思います。
やはりこの情熱がなければ、どんな困難も乗り越えられず、継続した事業を進めることができないのではないかなと思っています。
今回のまとめ
今でこそ有名な大きな会社も、起業創業当時は我々と同じようにたくさんの困難を乗り越えていました。
大きな会社も、小さな会社や個人事業主でも、起業創業というのは規模に関係なく誰もが同じで、毎日必死にやってこそ軌道にのることができるんだなと思います。