起業して集客や売上が上がらない時は焦らない
最近は、集客や売上の悩みがあると、易経研究家竹村亜希子著書の「超訳・易経」という本をよく読み返しています。
そしてこの本では、「中する」”ちゅうする”という易経の考え方を教えてもらっています。
この「中する」とは、「時にあたる」という意味で、常にその時にピッタリのことをするということです。
例えていうなら、秋の実りがほしければ、冬に種を植えてもなにも実りませんが、自然の摂理に従って春に種を植えることで、はじめて実がなる。これを「時にあたる」最善の道としています。
この考え方を我々のビジネスに置き換えれば、早く集客して売上がほしくて、この苦境を脱したいと強く思って、気だけ焦っても、その準備ができてタイミングや時期がととのってなければ、集客して売上はあがらないということだと思います。
集客して売上をあげるための、商品知識であったり、お客様に伝える価値やどういう売り方でどういうアピールをするべきかの考えが整理されてないなかでは、
やみくもに売ろうと思ってもなかなか簡単には売れないなと、いつも売れない時期にこそ見直すよう心掛けています。
集客できず売れない時こそ見直す
それともう一つの集客できない、売れない時に、注意しなければいけない点として、易経の「陰」と「陽」についての考え方で参考になる部分があります。
これもビジネスでいうところの集客と売上ばかりを意識してはいけないと、ハットさせられる話ですので一部をご紹介します。
陰と陽というと、ついつい積極的な陽が、消極的な陰よりも優れていると思われがちですが、それは大きな間違いで、陰と陽に上下はありません。むしろ陰の方が本質的で、より根源的なのです。
結論からいえば、欠けたものがあって変化を起こします。欠けたもの、すなわち陰が陽よりも少し多い方がものごとは通じていきます。たとえば、「損して得取れ」と言いますが、損する方が陰で、得する方が陽です。
では、陰が陽より少し多いとはどういうことか。具体的には「いつもいつも、得する方を選択しない」「少し不足する」「ちょっと損する」「満ち足りることを極力避ける」「譲る」などが挙げられます。
今回のまとめ
集客や売上だけに集中していると、自分を客観視できなくなる時があります。
我々も易経の考え方にある、自然の摂理に従う「時にあたる」ことと、「陰」と「陽」の考え方で、少しでも今の自分を客観的にとらえ、
集客や売上が思ったように上がらない時は、自分たちだけが得をする考え方ばかりになっていないかを意識して、改善していきたいですね。