人がやらないことなら即座にナンバーワン
このタイトルは、この本を読んで一番共感できる言葉でした。僕も実際このような経験をしてきたので、この戦略なら、まだまだ小さいお店や会社でも実践できることだと思っています。
一文を紹介します。
ナンバーワンになれば、人、モノ、お金、情報など、あらゆるものが集まってきます。
何かについて知りたいと思ったら、皆さんもきっとその分野で一番の人の話を聞きたいと思うでしょう。
あえて二番の人に聞きに行く理由はないはずです。
そして、このナンバーワンになる戦略の方法をこう紹介しています。
人がやらないこと、あるいはやっている人が非常に少ない分野を見つけるということです。
人がやらないことなら、最初に始めた人が即座にナンバーワンになれます。
もしいたとしても、ごく少数ならナンバーワンになる確率もスピードも高まります。
ソフトバンクの孫社長がADSL事業参入を決めた時が、まさにその状態でした。
と
ナンバーワンには、人、モノ、お金、情報などが集まってくる
これはもちろん、全員が全国でナンバーワンになれということではありません。
あなたの地域や業界の中だけでも色々な分野があると思いますが、その分野の中だけでもナンバーワンになることを目指せば、十分競争力がつくということです。
例えば、僕が美容室をオープンしたとして、その地域にはすでに何件ものお店があるとします。
そこでナンバーワンになるなら、まずどの分野ならナンバーワンになれるか細かく分野を分けていきます。
カット・パーマ・カラー技術か、オシャレでインパクトのある内装か、カット以外のサービスか、料金か、営業時間が早いとか遅いとかにとりあえず細かくです。
そして、日々営業しながらその細かく分けた分野で実際に色々と試してみながら、お客様の反応などをみながら実行していくといいと思います。
これは最初から狙ってできるものではないので、実際の現場で日々失敗しながら試すことです。
重要なのは、この地域でなら、この分野でなら、ナンバーワンになれるかというポイントを探し続けることです。
ナンバーワンになれそうなものがみつかれば、あとはそこからアクセルを踏んでそこに集中していくことだと思います。
どんなに小さくニッチな分野でもナンバーワンになれば、そこから噂になり口コミが起こり、人、モノ、お金、情報など、あらゆるものが集まってきて良い循環になっていきます。
今回のまとめ
この本では、孫社長がスピード成功した3つの戦略を中心に目標到達するまでの方法を紹介しています。
3つの戦略とは、
①わらしべ戦略(小さくはじめる)
②ナンバーワン戦略(紹介した、ニッチな市場でもナンバーワンになること)
③くじ箱戦略(どんなすぐれた経営者も失敗するのでたくさんチャレンジすること)
孫社長のような人でもやはり目標を達成する人は、目標到達の基本を忘れずに進んでいるということですね。