独立起業時の接近戦とは直接想いを伝えること
前回のブログで紹介した「集客の勝因は「非日常感」の作り込み」の、星野リゾートなどの大手のように、多くの資金があれば、まったく同じような事業展開を考えてもいいと思います。
しかし、我々個人事業主や起業当初の時などは、お金や人もないので、それに対抗するには、接近戦を意識することが重要だと思います。
ここで言う、この接近戦とは、お客様に直接あって営業する、または、何らかの方法で自分の想いを直接伝えることです。
すでにある大手企業や、あなたと同じ業界で先行する企業に対抗して、自分の事業を軌道に乗せるには、この接近戦の方法がなんと言っても一番です。
これは、接近戦で営業することで、大手企業にはない、きめ細かい気配りと、あなたの人柄や想いを共有してくれる人に、伝えることで仕事に対する熱意や想いが伝わりやすくなるからです。
最初は、たまたまお店に来てくれた人や、お問合せをしてくれた人や、フェイスブックなどのSNSやセミナーや交流会などが出会う場かもしれませんが、そこから距離を詰めて、だんだんと親しくなっていくのがいいと思います。
技術や経験が少ないなら人間性と人間関係でカバーする
方法はたくさんありますが、例えば、無償でサンプルをあげて感想を聞いたみたり、お礼の手紙やハガキ、電話やメールをしたり、近くによったからとオフィスに手土産を持って行ったり。
ためになる情報発信として、無料セミナーやブログやメルマガなどをしたりです。
人間関係ができると、実績やスキルだけでは選ばれなくなります。
あなたの人柄や事業への想い、熱意などの基準で十分選んでもらえます。
特に最初は、小さいお店を応援したい人、起業当初の人を助けたい人もかなりいますので、心配しなくても大丈夫です。
ちなみに、聞いたことがあるかもしれませんが、「ランチェスター戦略」と言われるものが、まさにこの接近戦で勝負して戦うことをいうものです。
興味のある方は、そのランチェスター戦略だけを扱った本もありますので一読してみるのもいいと思います。
今回のまとめ
起業当初は、特にスキルや知名度、実績などがまったくありません。
スキルや価格だけをアピールして勝負していくと、単純に他社と比較されて、結局選ばれなくなってしまう可能性があります。
ですので、当初は、接近戦=お客様に直接あって、または、何らかの方法で直接自分の想いを伝えることを、意識して進めていきましょう。
そして、それが結果的に、大手企業やすでに業界内で先行している企業に対抗できる重要な手段となります。