起業継続も伝わる写真を撮るにも本質の見極めが必要
「写真を撮る時は、その被写体の本質を見極めるようにしている。」
この言葉は、ある写真家の先生から、写真撮影する時に何か秘訣のようなものがあるんでしょうか?と聞いた時に答えてくれた、やりとりの会話の中の一部です。
この質問のきっかけは、恥ずかしながら、僕は今まで写真はどれも同じで、絵葉書のようにきれいに撮るのが写真だと思っていましたが、
その先生の写真を見たときに、はじめて写真からメッセージが伝わってきて、伝わる写真ってあるんだと感動したからでした。
もちろん、これは個人の趣味趣向もあるので、誰もがいいと感じる訳ではないと思いますが、僕には、その先生が撮る写真からはすごくメッセージが伝わってきました。
そして、その伝わる写真の秘訣を聞いた時に、はじめて、被写体の本質を見極めないと、伝わる写真は撮れないんだ、これは起業継続とも同じだ、ということに納得することができました。
起業して継続するには事業の本質を見極める
この話を聞いて、我々がビジネスで継続してやっていく考え方も、この伝わる写真を撮ることに対する考え方とまったく同じではないかと思いました。
僕が思う起業して事業を継続していく秘訣は、その事業の本質を見極めることが重要ではないかと思っています。
これは、簡単に言うと、その事業の中心は何かを見極めることです。
そして、この中心を見極めるということは、あなたの事業は、誰に何を提供することが中心の基本なのか?ということです。
わかりやすいよう、カフェを例にとってみると、そのカフェは誰のために何を提供するカフェなのか?ということになると思います。
懐かしい喫茶店の食事を近所の人に提供するカフェなのか?自家焙煎コーヒーをコーヒー好きに提供するカフェなのか?タバコが吸えて、一人で来ても雑誌や漫画が豊富で退屈させないカフェなのか?などでしょうか。
この中心がわかっていると、何があっても、そのカフェの中心を基本に考えるので、お客様に対しても、あそこはこういうカフェだ、というメッセージが伝わり、自然とお客様が集まってくると思います。
しかし、そのカフェの中心がいつもまでたっても見極められず、ブレてしまうと、そのカフェの存在自体がブレてしまい、結果、お客様にお店のメッセージが伝わらずに、継続できなくなってしまいます。
ですので、このメッセージを伝えることができるかというのは、伝わる写真と同じで、いかに起業してその事業の本質である中心を見極めて、ブレないでお客様に伝えることができるか、ということが大事になると思います。
・今回のまとめ
伝わる写真を撮るには、その被写体の本質を見極めることができなければ難しいです。
そして、同じく起業して事業を継続していくには、あなたの事業の本質を見極めることができなければ、お客様に伝わらず難しくなると思います。
ですので、あなたの事業の中心は何か?何を誰に提供するのか?を、ことあるごとに振り返って、その中心はずれていないのか?お客様に伝わっているのか?
と自問自答しながら、起業後も都度確認していくことが必要になると思います。