よく聞く「ウインーウインの関係」とは?
よく言われるビジネスの関係で「ウインーウインの関係」といわれるものがあります。
これは両者が勝者になるということで、私はこういうことであなたのお役に立ちますので、逆にこれで私の役に立ってほしい、という関係のことでしょうか。
そして、独立起業後、「ウインーウインの関係」ばかりを過剰に意識して、集客営業のため人脈や人間関係をつくろうと思うと、結果的に自分のビジネスの目標達成に必要な人脈を探すことだけという形になります。
これでは、かなり狭い考え方でビジネスをすることになってしまいます。
例としては、お金持ちのお客様がほしいからそういう人としか付き合わないとか、仕事をとりたい人は、仕事がもらえそうな人としか付き合わないといった、出会いから選別したお付き合いをするような感じです。
ウインーウインを意識しすぎると人脈はできない
しかし、これは僕の経験でもあるんですが、「ウインーウイン」のみでつながった関係であれば、お互いに役に立てる条件が失われてしまった途端、人間関係が終わってしまうことがよくあります。
そして、この関係だけを重視していては、いつまでたっても本当の人脈はできないですし、集客や営業にも苦戦すると思います。
目的だけでつながってしまった人やお客様とは、一つの仕事の結果が出なければ、その段階で仕事や人間関係が途絶えてしまいます。
仮に、これが家族や友人などの場合に置き換えるなら、多分一つの仕事の結果が出なくても関係は終わらないと思います。
集客や営業が苦手だったり、起業をスタートしたばかりの人がよく勘違いしてしまうのが、ビジネスは「ウインーウイン」の人間関係でなければいけないというのを過剰に意識しすぎてしまうことです。
結果的に、プライベートのような感覚でお付き合いできなく、それが集客営業につながらず、売上も上がらない、ということにつながっているように感じます。
人との関わりは、つねに時間や環境とともに変化していきます。
しかし、どんな仕事になっても、継続してお付き合いできる本当の人脈というのは、「目標」や「利益」を超えた関係があるからこそだと思います。
今回のまとめ
独立起業後に、本当の人脈を作りたければ、ウインーウインの関係は意識せず、立場や利害関係がどうであれ、対等に付き合い、必要に応じて相談したり、支え合い、協力し合える状態の関係を築くことが必要ではないでしょうか。
心配しなくても、それが自然に独立起業後の集客につながっていきます。