カフェ開業と継続経営するための考え方

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客単価が安いカフェで利益を出すには


一般的には、飲食店の経験がなくても、カフェは一番チャレンジしやすい事業と思われています。

しかし、その分カフェ事業は、実は一番利益を出しにくい事業だと思っています。

カフェを開業したい人は、「オシャレな空間を作りたい」「お客様と楽しくコミュニケーションしたい」「いつも美味しいコーヒーや食事を提供したい」と色々な思いを持ってスタートすると思います。

ただ、現実は、朝から晩まで同じ空間の中で働きながらも、利益を出すために、固定費を抑え、お客様の回転率を高め、料理の原価を抑えながら。

さらに、一人あたりの単価を上げながらも、一人一人がくつろげる居心地のいい空間を作っていかなければなりません。

また、個人のカフェなら、お客様とのコミュニケーション力は売上を左右する重要な点になります。

僕が思うには、カフェの事業経営は、ただ単に飲食業の一つとして儲けをだすためと思うのであれば、ラーメン屋さんや蕎麦屋さんの方がよっぽど利益を出すことはできると思っています。

しかし、そんな中でもカフェの事業で継続して利益を上げていこうと思っているならば、あなたが出店しようとしている地域の人たちが望むものをいかに提供できるかという点が勝負になると思います。

細かい話になりますが、客単価が低く、回転率が悪いカフェでは、いかにリピートしてもらえるかが勝負になります。

ですので、その地域のお客様に喜んでもらえてはじめて、口コミでお客様も増え継続していけると思っています。

地域に根差すことが小さいカフェ経営の基本形


その反対に、地域のお客様の求めることを考えず、自分のこだわりだけでお店づくりをしてしまうと、リピートが望めなくなり、うまくいかなくなります。

特に調理出身の人は、どうしても自分が作りたい料理をつくる傾向にあったり。

料理がつくれない人でも、空間だけはカッコいいスペースをと、こだわりだけを全面に出す場合がありますが、だいたい自己満足だけで終わるパターンになりがちです。

僕が思うカフェとは、その地域の文化をつくっている場所でもあると思っています。

個人が経営するカフェは、大手チェーンのように単にコーヒーや食事を出すだけの場所ではないと思いますし、それだけを求めて来店する人は少ないと思います。

そのカフェがあることで、スタッフが出すいい雰囲気で、地域の人たちの交流の場になったり、友達や家族と話をする場であったり。

近所の方との会合に使う場であったり、ちょっとしたデートや仕事の打合せの場であったりと、そのカフェという場があって、初めて何かが生まれるというスペースだと思っています。

ですので、このカフェが地域の文化をつくっている、という思いが根底になく、利益だけを目的とする場合は、途中で挫折してしまうと思います。

今回のまとめ


カフェを単なる飲食店の一つとしてとらえてしまうと、継続して経営するのは難しいと思います。

カフェは、その地域の文化をつくっていく場ととらえ、

その地域のお客様のニーズを満たしながら、

地域とともに発展し、継続していく意識で取り組むことができるかが、カフェ事業の成功と失敗の分かれ道だと思います。

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