将来を見通しどう進んでいくか考えていくため
小さく起業して、発信しながら、差別化で専門性をつけて、広告などで宣伝していくと、その業界や経験にもよりますが、2年目頃から段々と常連のお客様がついてきてくれると思います。
そして、このタイミングは人それぞれですが、次のステップとして、スタッフを雇用したり、外注を積極的に利用することを考えていきましょう。
これはもちろん、現場から離れて仕事をすべて任せるということではなく、その仕事の代表であり経営者のあなたが、事業を長く継続させるために、
1年後や3年後、5年後の将来を見通して、どう進んでいくか考えていくための時間を、少しづつ確保することが必要になってくるからです。
これは、言い換えれば、あなたの仕事の質を少しずつ変えていく、と考えた方がスムーズかもしれません。
最初からスタッフを雇用してスタートした場合も同じで、2年目頃から軌道にのってくるにしたがって、代表であり経営者のあなたは、将来を見通すための時間を確保して、考えていかなければならないと思います。
起業後に新しい価値を提供し続けるために
我々の生きるビジネスの世界では、毎年、新規の参入者が数多くあらわれて、その人達と常に競争し続けなければなりません。
そんな中で、起業後、現状維持に満足してしまうということは、現状以上の価値をお客様に提供しない、ということと同じになりますので、必然的に後から参入した人達にお客様を奪われてしまいます。
また、一番身体が動き流行にも敏感な30~40代なら、まだ一人でもなんとかやっていけると思いますが、段々と年齢が上がる中、将来を見通す仕事をせず、目の前の仕事だけを続けていると、
社会の動きや流れについていけなくなり、身体も動かくなくなり、結果的に新しい価値を提供しにくくもなります。
よく事業の衰退原因に言われるのが、代表や経営者もお客様と一緒に年を取っていき、やがてそのお客様もいなくなり、事業も終わるというのはこのような現実から起こる話です。
そのような環境でも、変わらずに新しい価値を提供し続けるには、やはり、あなたの仕事や会社の価値を高め続けていかなければならず、
その時間を確保するためにも、スタッフを雇用したり、外注を利用していくことは必要になります。
また、すべて一人で仕事を完結していくよりも、より多くの人とかかわり仕事を進めていく方が、色々な考え方に触れることができて、
次の事業などの展開に役立つヒントがもらえたり、仕事に対するモチベーションの維持などもメリットだと思います。
今回のまとめ
起業後、ある程度お客様がついてきて、軌道にのってきてからは、次のステップに向けて、あなたの仕事の質を少しずつ変えるためにも、
スタッフを雇用したり、積極的に外注を利用して、1年後、3年後、5年後の未来に向けて考える時間を確保していくようにしましょう。
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